【できるよシリーズ】キャンプステッカーを作ってみました
- 2023.08.29
- こんなことできるよ
最近キャンパーたちの間でキャンプステッカー、通称「キャンステ」といわれる名刺代わりのステッカーが流行っているそうです。
キャンパー同士が交流のために交換しあっているステッカーのようで、個人の方やキャンプ場の管理者、はては企業がノベルティとして作ったりとバリエーションも豊富です。
という事で、今回はグラビティオリジナルの「キャンステ」を一から作成してみようと思います。これから「キャンステ」を作ろうと計画中だった皆さん。是非制作の参考にしてみてください!
ステッカーの種類について
ステッカーは屋外に強い「白塩ビ」がオススメ
キャンステはアウトドア用品に貼られているのが一般的なので、やはり屋外に強い耐水、耐候の素材を使用する必要があります。オススメの用紙はフィルム素材の「白塩ビ」タックです。水で劣化することがなく、また耐候性のインクを使用しているので紫外線による色褪せにも強いです。
実際に作ってみよう
データ作成について
まずはキャンバスサイズの設定
それでは実際に作っていきましょう。
今回はWindows用のペイントツールとして有名な「SAI」を使用して作っていきます。
SAIの詳細については公式サイトをご参照ください。
まずはキャンバスサイズの設定から。最初のサイズ設定が異なると、仕上がっても解像度の低いデータになってしまい印刷出来ない場合もあるのでご注意ください。
今回サイズは円形90mmのステッカーで作成予定なので、サイズは塗り足し分も含め幅96mm×高さ96mmに、また解像度は350dpiに設定します。
全体図をラフスケッチ
次に下書きをしていきます。
最初は鉛筆ツールで下書きしながら、全体の大まかなラフスケッチを制作します。細かい作り込みは後々行うので、ここでは大まかなラフデザインでOKです。
キャラクターに着色していきます
下書きをベースに今度はペンツールを使用して、キャラクターに書き込みをいれます。実線のペン入れが終わったらカラーツールで彩色を施します。パーツごとにレイヤーをわけ丁寧に着色していきましょう。この段階で不要な部分は削除していきます。
背景を作りイラスト部分の完成
キャラクターの着色が終わったら今度は背景を描き込みます。後々文字を挿入するので、その分のスペースや色合いなども考慮してテントや周りの風景を描きます。着色が終了したところで全体のバランスを確認し終了します。
自然の中でのんびりくつろいでる、グラビット君のイラストがこれで完成です。
描き込みが完成したら、次にこのイラストを弊社のテンプレートにはめ込み、印刷用データに変換していきます。
印刷用データに編集
仕上げたイラストを今度はテンプレートにはめ込みます。使用するテンプレートは弊社の円形90mmステッカー用のタイプです。
イラストをjpeg形式で保存しillustratorのテンプレートに配置します。
※テンプレートはステッカー印刷テンプレートよりダウンロードしてください。
なお弊社のテンプレートは周りに青いガイド線が入っています。
三本線のうち、真ん中の線が断裁線になります。この線に沿って断裁を行います。
最後に文字入れをして完成
そして最後に文字入れを行いステッカーデータの完成です。このデータをai形式で保存してすべての作業が終了です。
仕上がったステッカーがコチラ
「白塩ビ」ステッカーで実際に制作したキャンステのデータを印刷してみました。
塩化ビニール素材なので柔らかく伸縮性もあるので、凹凸や曲面にも貼りやすいステッカーに仕上がっています。
8色インクジェットの高彩色インクを使っているので、空の青色や草原の緑も鮮やかに再現して良い感じです。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は人気の「キャンステ」について、データ制作から印刷までを駆け足で紹介してみました。「キャンステ」を作りたいけど、何から手をつければ良いか分からないという人の作業の取っ掛かりになれれば幸いです。
もちろん「キャンステ」には決まったルールはないので、思いついたデザインで自由に作成してみてください。
このブログを拝見いただき、グラビティの印刷に興味もっていただいた方は、色々な資料をご用意しているので是非資料もご請求ください。
印刷サンプルは請求フォームよりご請求ください。
今回のキャンステのサンプルもわずかですが制作しています。ご希望の方は備考欄に「キャンプステッカー希望」と明記してください。
手にとって頂き、印刷の仕上がりや紙の質感をご確認ください。
グラビティで制作したお客様の作品を許可いただき掲載しております。
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