画像を印刷するために注意したい3つのポイント
- 2017.05.16
- データ作成講座
印刷は敷居も高く、なかなか手を出しづらいなあと思っている方はいませんか? グラビティなら画像を一枚ご用意いただければ、お客様のご希望のサイズ、形にカットして簡単にオリジナルの印刷物を作ることができます。あなたが描いたイラストや撮りためた写真、または自社の販促、ノベルティグッズ等々、オンデマンド印刷なら版を作らず1枚ずつ印刷していくので、最小10部からの少部数での印刷もOKです。
まずは気軽に試していただいて、自分の作品が印刷物として仕上がる楽しさを体感してみてください。
今回は画像データで入稿する際に特にご注意いただく3つの項目をご紹介いたします。読んでいただければ、誰でも正しいデータを入稿する際に気をつけなければならない重要なポイントがわかります。
Point.1 まずは解像度をご確認ください
解像度とは画像の画素数を表す数字です。通常は「dpi」(ディーピーアイ)という単位で表示されており、1インチの中にどれだけ「ドット」が含まれているかを表しています。細かい説明をすると長くなってしまうので今回は省略しますが、この数値が高ければ、より画質も細かくなりキレイに印刷されます。
印刷では、等倍サイズで350dpiの数字が推奨とされています。まず最初にデータを制作する際は、この解像度を350dpiに設定して制作してください。
画面で表示するだけのWEB用のデータは72dpiで良いので、ソフトの初期設定が72dpiになったままになっていることがあります。解像度を注意せずにデータを制作すると、72dpiのまま制作してしまい、印刷用に350dpiに設定をして一から作り直すことがあります。なのでデータを制作する際は、まず解像度の数値の設定にご注意ください。
※解像度については「印刷データに必要な解像度とは?」にも詳しく解説しております。
Point.2 カラーモードRGBとCMYKについて
画像のカラーモードには大きく分けると、WEBで表示するためのRGBカラーと印刷用のCMYKカラーに分かれます。基本的に印刷はCMYKカラーを用いて行います。ソフト上で可能であればCMYKモードで制作をしてください。ただソフトによってはRGBモードの表示のみの場合もありますので、その際はそのままRGBモードで制作してください。弊社でCMYKモードに変換して印刷を行います。
※RGBモードとCMYKモードでは色の表現方法が異なるため、RGBのような広色域を再現できず、蛍光に近いピンク、青、緑の色はくすむ場合があります。
アプリケーション名 | RGB画像 | CMYK画像 |
---|---|---|
Photoshop | ○ | ○ |
Photoshop Elements | ○ | × |
GIMP | ○ | × |
Painter | ○ | × |
SAI | ○ | × |
CLIP STUDIO PAINT | ○ | ○ |
※RGB非対応のソフトでもプラグインを使用することで、CMYKに対応できる場合がございます。詳しくはメーカーにお問い合わせください。
「CMYK印刷だと色がくすんでしまうので、できるならRGBの色で印刷したい」というお客様に、弊社ではビビットカラー印刷という、RGBの広色域の一部を補完する印刷方法をご用意しております。オンデマンド印刷限定のサービスですが、通常のCMYKよりも発色の良い色調を再現します。
Point.3 保存形式について
お問い合わせでよくいただく質問に「〇〇というソフトでデータを作っていますが印刷できますか?」というのがあります。最近さまざまなペイントソフトが出ていますが、弊社で操作を行うAdobe社のPhotoshopで開く形式で保存が可能であれば、基本的にはどのソフトでも問題ありません。
データ形式「.eps」「.psd」「.jpg」「.png」「.gif」で保存することができれば大丈夫です。
ペイントソフト「GIMP」「SAI」「CLIP STUDIO PAINT」「Painter」などは上記の形式に対応しております。ご入稿用のデータを作る際にご参照ください。
※上記の形式で保存するとそれ以降の編集ができなくなるので、データを変換する際は、別名保存して実際のデータとは別にして入稿いただくことをお勧めいたします。
まとめ
今回は画像データで入稿されるお客様に、特にご注意いただきたい3つのポイントについてご案内いたしました。次回は各印刷ごとの注意事項についてご案内したいと思います。
今回は以上です。制作のご参考になりましたでしょうか? グラビティは小ロットのグッズ印刷を得意とする会社です。この他にもこの印刷の金額が知りたい、これ出来る? データの作り方も教えて…等など、印刷に関わることなら何でも聞いてください。
グラビティで制作したお客様の作品を許可いただき掲載しております。
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