缶バッジを引き立てる台紙印刷のススメ

ノベルティといえば定番なのが缶バッジです。リュックやカバンなど好きな所につけてもらえるので、自分たちのブランドやキャラクターがそのままファッションの一部として使われたり、広告としても重宝されるようになります。

今回はそんな缶バッジの台紙の部分に焦点をあてて、「欲しい」と思ってもらえるような楽しく工夫された缶バッジと台紙の包装をご紹介します。

ノベルティやグッズの制作で缶バッジの台紙まで検討されている方は、是非参考にしてみてください。

缶バッジ台紙とは？

缶バッジ台紙とは、缶バッジをディスプレイしたり、保管したりするための専用の台紙のことを指します。

これらの台紙は、缶バッジの持ち運びや販売を容易にするために設計されているだけではなく、台紙の素材やデザインにより、バッジの魅力をより引き立てることが出来ます。特にコレクターや販売目的で使用する場合、台紙は非常に重要な役割を果たしているのです。

缶バッジの素材・デザインについて

台紙に使用される用紙は様々な種類がありますが、一般的にはアートポスト220kgやマットコート220kg、ミラーコート210kgなどの一般紙が使用されます。このような厚紙に缶バッジを取り付けるための穴やスリットを加工し、簡単に缶バッジを装着することができます。これにより、缶バッジをしっかりと固定し、形を保つことができるようになるのです。

缶バッジ台紙のデザインは、シンプルな無地のものから、キャラクターやテーマに合わせたカラフルなデザインまで多岐にわたります。
台紙にデザインやロゴを印刷することで、ブランドの認知度を高めることも可能ですし、イベントや展示会でのプロモーションアイテムとして、またはアニメやゲームのキャラクターグッズとしてなど、台紙のデザインが購買意欲を高める役割を果たします。

缶バッジ台紙の作り方

しかし、台紙を作ってみようと思っても「どこから手をつけたら良いかわからない」という方は多いと思います。そんな方のために缶バッジのサイズと個数に合わせたテンプレートをご用意しました。
このテンプレートに切り込み部分をあわせていただければ、誰でも簡単に台紙が作れるようになります。

テンプレートのダウンロードはこちらから行えます
「缶バッジ台紙テンプレート」

テンプレートの使い方

使用する缶バッジの切り込みを選択し、台紙の任意の位置に配置してください。点線で囲んでいる位置が缶バッジの大きさとなります。
※点線と切込みはあくまでも目安となります。実際の印刷や加工では仕上がりが若干ずれる場合がございますので、点線ピッタリのサイズにあわせてデザインをされる場合は、ズレにより意図せず絵柄が見えてしまう恐れがあることをご承知ください。

台紙の切り込みについて

台紙には缶バッジの針が引っかかるように、写真のような切り込みを入れます。缶バッジ取り付け後はOPP袋包装を行うので、梱包時や輸送時に台紙から外れる心配もありません。

複数缶バッジの取り付けについて

缶バッジを複数作成する場合は１点につき取付料金が加算されます。また缶バッジと缶バッジの間は5mm以上は必ず空ける様にしてください。
缶バッジは大きさにかかわらず台紙に取り付けできるのは4個までとなります。それ以上になると梱包が難しくなる場合があるので、基本は引き受けておりません。

さまざまな缶バッジと台紙の種類

オーソドックスなアートポスト220kgを使用したタイプ

「アートポスト220kg」を使用した台紙タイプは、しっかりとした手触りで高級感があり缶バッジを引き立てるのに最適です。印刷の発色もよく、デザインの細部まで美しく再現できます。どの用紙にしようか迷った際には、とりあえずこの用紙をお勧めします。

ファーストヴィンテージを使って手作り感を演出したタイプ

次に紹介するのは、クラフト系の「ファーストヴィンテージ」を使用した台紙タイプです。
クラフト紙はナチュラルで温かみのある風合いが特徴で、エコフレンドリーなイメージを強調したい場合に最適です。手作り感やオーガニックな雰囲気を出すことができるため、ハンドメイドマーケットやエコイベントでの使用が人気です。

また台紙の上部に付けるヘッダーも別途作成可能です。ヘッダーをつけるだけで店舗の陳列が容易になるだけではなく、消費者が商品を手に取る際の利便性も向上します。さらに、ヘッダー部分にロゴやプロモーションメッセージを印刷することで、商品の視認性を高め、ブランディングを強化することができます。

竹はだを使ってエコを訴求したタイプ

「竹はだ」は原材料に木材を使用しない竹を使用したエシカル対応用紙です。非木材紙として環境に配慮したリサイクル紙は近年需要が高まっています。
また竹はだの台紙は、独特の質感や色味を持ち、エコ意識の高い消費者にアピールできます。企業のCSR活動として、リサイクル紙を使用することでブランドイメージ向上にもつながります。

これらの作例を参考に、自分のブランドやイベントに最適な台紙を選び、缶バッジの魅力を最大限に引き出しましょう。各素材にはそれぞれの特徴とメリットがありますので、目的や予算に合わせて最適な選択をすることが重要です。

缶バッジ台紙のデザインアイデア

缶バッジの台紙を単なる保護材としてではなくデザイン要素として活用することで、商品全体の魅力を一層引き立てることができます。ここでは、缶バッジ台紙のデザインに関するいくつかのアイデアを紹介します。

1.缶バッジの裏に隠れメッセージを

台紙の裏に隠れメッセージを掲載して、缶バッジを購入した人のみ閲覧できるシークレットコードを用意します。購入した人のみが体験できる、ちょっとしたサービスでお得感を演出することが出来ます。

2.ブランドロゴやキャッチコピーの配置

ブランドロゴやキャッチコピーを配置することで、商品自体のブランディング効果を高めることができます。特にイベントやキャンペーン用の缶バッジでは、目立つ位置にロゴやスローガンを配置することで、ユーザーに強い印象を残すことができます。

3. 季節ごとのデザインで限定感を演出

季節ごとのイベントや祝日に合わせたデザインを取り入れることで、その時しか購入できない限定缶バッジとして購入者の購買意欲を刺激します。クリスマスやハロウィン、バレンタインデーなど、特定のテーマに沿ったデザインを採用することで販売促進にもつながります。

4. カラーバリエーションで複数展開

複数展開のカラーバリエーションを用意することで、購入者が自分の好みに合わせて選べる楽しさを提供します。特にコレクター向けの商品では、限定カラーやシークレットデザインを含めることで、さらなる注目を集める事ができます。

5.真ん中で2つ折りし、紙面を有効利用

台紙を半分に折ることで、後ろの缶バッジを留めている箇所を隠すことが出来ます。
さらに裏面に印刷をする場合、デザインの面積を増やすことが出来るので缶バッジのデザインとしてだけではなく、紙面の広さを利用してキャラクターの説明など、その商品の世界観を演出することも出来ます。キャラクターや商品の背景に関する情報を記載することで、購入者がより深く商品に感情移入できるようになり商品力をアップさせます。

その他、缶バッジ台紙の包装・印刷オプション

台紙裏面にバーコードやQRコードを印刷

台紙がない場合、缶バッジ包装後にOPP袋の裏面にバーコードを貼る手間が発生しますが、台紙の場合は裏面に印刷が出来るので、直接バーコードを印刷しバーコードシールの費用や貼る作業の手間を省略することが出来ます。

また、QRコードQRコードを台紙に印刷することで、ウェブサイトやSNS、キャンペーンページへの誘導が容易になり、消費者とのエンゲージメントを高めることができます。このように、多彩な印刷オプションを活用することで、缶バッジ台紙は単なる包装資材にとどまらず、ブランドのメッセージを効果的に伝える重要なツールとなります。

メタリック銀蒸着袋への梱包も行います

さらに缶バッジはメタリック素材の銀蒸着袋への梱包も行います。梱包は缶バッジのみでも承ります。

缶バッジを留める切り込みを入れないタイプも承ります

台紙印刷と包装のみで、切込みをいれず缶バッジをただいれるだけの封入のご依頼も承ります。その場合は輸送時に缶バッジが正面ではなく予期しない箇所にずれる場合があるので、デザイン時にご注意ください。

缶バッジ台紙制作のまとめ

以上のように、缶バッジ台紙は見栄えを良くし、保護し、情報を提供し、ブランドイメージを強化し、取り扱いやすさを向上させるという多岐にわたる役割を担っています。
今回の記事を読んで是非詳細を知りたいという方は、こちらのページもご確認ください。具体的な料金例なども掲載しているので、興味のある方は参考になるとおもいます。ページの最後にお見積りフォームもご用意しておりますので、もし実際に制作したいという方は、フォームよりお見積りをお願いします。